9月予定
カトリック教会では、8月6日から15日までの10日間を「平和旬間」と定め、先の戦争を振り返り、平和のために祈り、行動する期間としています。江別教会ではその一環として2011年12月8日にNHKで放送された戦争証言ドキュメンタリー『運命の22日間 〜千島・サハリン(樺太)はこうして占領された〜』を鑑賞し、感じたこと考えたことを話し合いました。
この作品は、1945年8月15日の日本敗戦後もソ連軍の進撃により千島列島の占守島、サハリン(樺太)などで激しい戦闘が続けられ、一般住民と日・ソ両兵士に悲惨な結果をもたらした22日間の記録したものでした。
≪皆で話し合ったこと、さらに考えたこと≫
・このような悲惨な結果をもたらした責任者は誰か?
⇒この戦争への総括がなされていないが、「過去の歴史を学ばない人間は、同じ過ちを繰り返す危険がある」ことを歴史が示している。
・高齢となった元ソ連兵が「既に戦争は終わったはずなのに 戦いを命じられ、死の恐怖に直面し、多くの戦友も死んだ。全く無意味で無駄な戦いだった」と強い悔恨と虚しさを語っていた。
⇒国家の支配者が権力を求めるとき、支配される者は使い捨てにされてしまう。
・指揮管の樋口季一郎中将は、ナチスの迫害から多くのユダヤ難民に独断でビザを発給し命を救った「人道主義者」としての顔と、終戦後に侵攻したソ連軍への「断乎反撃」と死闘を命じた「軍人」としての二つの顔があった。
⇒戦争には、同じ人間を天使から残虐なサタンに変えさせてしまう恐ろしさがある。
・占守島を含む千島列島は、国境という概念がない時代から先住民族の千島アイヌの人々が平穏に暮らしていた。
⇒1855年 日露՛通好条約でロシア領となり、1875年 樺太・千島交換条約で日本領となった(その際、江別・対雁へも千島アイヌの人々が強制移住させられた)。1945年 第二次世界大戦後はソ連の統治下になる。⇒「北方領土返還」になぜアイヌの存在が忘れられているのか?
